『真宗宗歌』『正信偈(正信念仏偈)』『念仏和讃六首引』『御文章(聖人一流の章、白骨の章など)』『恩徳讃』などの他の真宗教団の勤行聖典にもあるものも見られるが、『信心数え歌』『親鸞聖人の御歌』『あゝ親鸞会青年部』『親鸞会同志の歌』などの独自のものも含まれている。
『信心数え歌』は高森顕徹会長が華光会に所属していたときに出版した『獲信の記録』(華光社発行)にも載せられていたもの。
『親鸞会同志の歌』は軍歌『同期の桜』の替え歌で、『同期の桜』の曲で歌われていたが、専門家に依頼した曲が暫定的に使われるようになり、1982年に会員から新メロディを募り、その後、会員作曲のものが用いられるようになった。
初版発行は1961年4月8日。
編集者兼発行者は高森顕徹氏。
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親鸞学徒信条
一、われら親鸞学徒は、
人生の究極の目的は、絶対の幸福を獲るにあり、絶対の幸福は、真実の宗教を信ずることによってのみ獲得出来ることを信じます。
一、われら親鸞学徒は、
世界に宗教多しと雖も、唯一絶対真実の宗教は、大聖釈迦牟尼世尊の説き給うた仏教以外には絶対にないことを信じます。
一、われら親鸞学徒は、
釈迦牟尼世尊の出世本懐の中の本懐は、本師本仏の阿弥陀仏の御本願を説かれた大無量寿経にのみあったことを信じます。
一、われら親鸞学徒は、
阿弥陀仏の御本願を聞信すれば、一念往生、現生不退、絶対の幸福を獲ると教え給うた親鸞聖人の御教を信じます。
この「親鸞学徒」の部分は従来は「親鸞会会員」とされていたが、1991年頃より「親鸞学徒」に変更された。
この「親鸞学徒信条」を信じる人をもって浄土真宗親鸞会会員と定めている。
この会員信条は、1957年2月、まだ徹信会(親鸞会の前身)であった頃、富山県福光町の会員宅で夜に高森顕徹氏によって創作された。 [seaglet]
もともとは「親鸞聖人の教えを学ぶ人」という意味で、高森顕徹氏の師であった伊藤康善氏が好んで「親鸞学徒」という言葉を使っていた。 [seaglet]